格安スマホへ乗り換える前に見てほしいMVNOとSIMフリースマホについて

最近流行りの「格安スマホ」って、名前を聞いたことはありますよね。

でも、詳しく知っているか?と言われれば、多くの人が知らないと答えるのではないでしょうか?

それもそのはずで、そもそも「格安スマホ」というのはテレビや雑誌などのメディアが勝手に作った造語で、間違った認識のまま普及してしまった言葉なのです。

正しくは「MVNO(格安SIM)」と「SIMフリースマホ」にわかれるのですが、今回はそんな「格安スマホ」の正体について解説をしたいと思います。

MVNO(格安SIM)とは何か。どうして安くなるのか。

仮想移動体通信事業者と呼ばれる会社の英語名(Mobile Virtual Network Operator)の頭文字から取られています。

ただ、MVNO(エムブイエヌオー)って言いにくいので、一般的に「格安SIM(シム)」と呼ばれています。

MVNO会社は200社を超えたとも500社を超えたとも言われていますが、どうして大手のdocomo/au/SoftBank(以下、大手3社)より安く回線を提供できているのでしょうか?

格安SIMを提供しているMVNO各社は上記の大手3社から回線を借りています

大手から回線を借りることで、独自に基地局などを用意する必要がなく、徹底的なコストカットが可能というワケです。

格安SIMでも電波状況や通話など、回線自体は大手キャリアと何も変わりありませんが、通信速度だけは限られた回線の中に多くのユーザーが利用しますので、「混み合い」による速度低下が見られます。

大手3社が回線を貸すのはなぜか

これは、「電気通信事業法」という法律で回線の独占を禁止するよう定められており、大手3社は回線の貸出を拒否することができないからです。

2016年にはdocomoに加えてau/SoftBankも上記の法律に加わったことで、MVNO会社は急増しました。

MVNO会社にdocomo回線が多いのは、上記の理由もあるようです。具体的に貸出に伴う条件は開示されていませんが、今現在ではauやSoftBankから回線を借りるのは敷居が高いようです。

SIMフリースマホって何?

さて、次は「格安スマホ」の「スマホ」です。

元々大手3社で提供されているスマホは「SIMロック」というものがかかっており、自社回線以外の回線(SIM)を使用できないようになっています。

現在では条件付で「SIMロック解除」ができますが、様々な規約があり非常にめんどくさいものです。

SIMフリースマホとはこの「SIMロック」が解除された状態のスマホを指します。大手3社、どこの回線でも使える状態です。

MVNO会社が販売をしているスマホはこの「SIMフリースマホ」になります。docomo回線の会社でもau回線の会社でも、大手3社のようにSIMロックは行っていません。

このSIMフリースマホであれば、どこの回線を使用している会社であっても利用可能です。

なので、「格安スマホ」と言ってもSIMフリースマホには様々な種類があるので、価格が高くて高性能なスマホもあるということです。スマホの値段だけ見て「全然格安じゃない!」って思ってしまうのは「格安スマホ」という言葉を生んでしまったメディアの責任でしょう。

SIMロックがかかっていても同じ回線なら使える

例えばdocomoでスマホを購入した方は、docomo回線を使用しているMVNO会社であれば今のスマホをそのままご使用になれます。

au、SoftBankも同様ですがdocomoと比較してMVNO会社の選択肢は狭くなってしまいます。

これは「iPhone」でも同様で、スマホの機種ではなく「どこの会社で購入したか」が重要です。

「SIMロック解除」をすることで現在お持ちのスマホを「SIMフリー
スマホ」にすることも可能です。キャリアや契約状況によって可否がわかれますので、ご注意ください。

「格安スマホ」と呼ぶのはやめよう

「格安スマホ」という言葉の正体は「MVNO(格安SIM)」と「SIMフリースマホ」を指しているということがお分かりいただけましたか?

「格安スマホが6万円!高い!」とか「格安スマホは回線の品質が悪い!」とか言っちゃうと「分かってない人なんだな」って思われるので注意しましょう。

私が使用している格安SIMは「Biglobe SIM」です。

 

テレビCMでよく見る「ワイモバイル」は格安SIMではありませんので、ご注意を。