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WHIPは投手の安定感が分かる指標。あの劇場型投手のWHIPは?

WHIP(ウイップ)は投手の”安定感”を測る指標です。

安定感ってなんでしょうか?フォアボールを出さないこと?ヒットを打たれないこと?

究極はランナーを出さないことでしょう。WHIPの算出方法は以下の通りになります。

WHIP = (与四球 + 被安打) ÷ 投球回

最近ではYahooの野球データにも採用されるなど、日本でも広まってきましたね。

ただ、WHIPは単純で分かりやすい反面、長打や野手のまずい守備によってヒットが記録された場合など投手の実力が全て反映されるわけではありません。

しかし、実際の数値を見てみると「安定感がない」と言われる投手と「絶対的」と言われる選手では大きな差が出ることが多く、非常に分かりやすい指標であることは間違いありません。

実際にWHIPを見てみよう

WHIPでは以下の表のような評価がなされます。

WHIP評価
1.00素晴らしい
1.10非常に良い
1.25平均以上
1.32平均
1.40平均以下
1.50悪い
1.60非常に悪い
では、ここからは実際にシーズン記録を見てみましょう。

Case1 鉄壁のリリーフ陣「JFK」を比較してみよう

「JFK」とは阪神タイガースが誇る鉄壁のリリーフ陣で

  • ジェフ・ウィリアムス
  • 藤川球児
  • 久保田智之

の3選手を指します。

この3選手、シーズンによって抑えの座が変わっているのですが、阪神ファンに聞くと間違いなく「ジェフと藤川はすごかったけど、久保田は不安定だった」という感想が聞けるでしょう。

実際、久保田選手もとんでもない成績を残しているのですが…WHIPを見てみましょう。

年度ウィリアムス藤川久保田
2005年1.070.831.09
2006年1.100.861.54
2007年0.890.821.19
2008年1.250.691.42

やはり、WHIPを見るとその差は歴然です。

藤川投手は4シーズン全てで「1イニング辺り、1人以下のランナーしか許さない」という驚異的な数値です。

例えば、2007年の防御率は藤川投手が1.63で久保田投手が1.75と対して変わりありません。

しかし、WHIPで見れば0.4以上の差があり、「安定感」という印象が数値に現れる結果となりましたね。

Case2 ライバル、涌井とダルビッシュの決定的な差

次に、西武時代の涌井秀章投手と日本ハム時代のダルビッシュ有投手を比較してみます。

この2投手は日本での全盛期を同じ時期に迎え、激しい投げ合いを繰り広げていました。

年度涌井ダルビッシュ
2006年1.201.28
2007年1.170.83
2008年1.290.90
2009年1.120.90
2010年1.251.01
2011年1.260.83

このように、2012年からメジャーで活躍しているダルビッシュと、怪我で苦しみ復帰後も思うような結果を残せない涌井投手はこの全盛期時点で安定感が全く違いました。

「ライバル」として同等に語られていた両投手ですが、厳しい言い方をすれば実力差は歴然だったと言えます。

もちろん、WHIPだけを見て投手の実力を語ることはできませんが、ここまで差が開くと涌井投手を擁護するのは難しいです。

まとめ|投手の安定感は数値化できる。WHIPは簡単で便利な指標

以上のように、投手における「安定感」の正体がランナーを出さないことなのであれば、

それはWHIPとして数値化し、評価できるものです。

ランナーを出さなければその分球数が減りますし、失点する可能性も減るのでWHIPが低い=良い投手なのは間違いありませんね。


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